消去速度の高速化について
当社のMASAMUNE Erasureでは「iOSの標準機能を利用しての消去」と「無意味なデータを上書き消去。その後iOSの本体の機能にある消去機能」を利用しています。現在 ご利用頂いている方々から消去作業の高速化についてお問い合わせを頂いておりましたので 当件を筆記させて頂きます。
ストレージデバイスの強化
MASAMUNE ErasureのiOSの消去手法は以下になります。
- ipsw ダウンロード
- ipsw の解凍
- iOSのファイル流し込み
- 消去
2と3の作業を行う際にストレージデバイス(HDD や SSD)の読み込み、書き込み性能により時間が変わります。
2についてはストレージデバイスの「読み込み」速度と「書き込み」速度。
3についてはストレージの「読み込み」速度、並びにUSBの「書き込み」転送速度。
iOSデバイスの複数台接続消去する際は本体PCのストレージ保存先をSSDなどの高速デバイス(その他 RAIDなど)導入。またUSBポート、USBハブ接続端末の変更などの検討をお奨めします。
ダウンロードの短縮(規約注意)
ipswの件についてですが、ダウンロードを短縮する事が可能です。
/usr/loca/bmdr/share/bmdr/ipsw にipswのファイルがあれば即消去作業がスタートされます。
しかしipswのファイルの複製はApple社の規約をご確認頂いた上でご利用頂き、当社では複製を推奨する物では御座いません。
保存フォルダについての箇所はスクリーンショット(Ubuntu 16.04 64bit の場合)にある通りです。
左のメニューにあるボックス画像をクリックし開かれたエクスプローラの下から2番目の【コンピューター】から保存先(/usr/loca/bmdr/share/bmdr/ipsw)を参照する事が可能です。
参考サイト
- ハードウェアおよびソフトウェア製品規約(www.apple.com)
http://www.apple.com/jp/legal/sla/ - iOS のセキュリティ ̶ ホワイトペーパー – iOS 9.3 以降(www.apple.com)
ハードウェアのセキュリティ機能参照
https://www.apple.com/jp/business/docs/iOS_Security_Guide.pdf