MASAMUNE Clone Forensic Edition
デジタル・フォレンジック調査の証拠保全作業において、迅速に貴方の作業をサポートしてくれる頼りになるソフトウェア・デュプリケータ、それが、MASAMUNE Clone Forensic Editionです!
証拠保全ツール「MASAMUNE Clone Forensic Edition」の特長
- Linuxベースのソフトウェアで、CDから起動します。
- パソコンからHDD※を取り外すことなく、外付けHDDに物理複製することができます。
- 各種インタフェースに対応することができ、さまざまな電子記録媒体の物理複製を可能にします。※HDD: ハードディスクドライブの略。
- 使用するハードウェアとケーブルの組み合わせにより、最大42GB/分(実測値)の高速度を実現します。
- 独自のアルゴリズム(特許出願中)がリードエラーを減らします。
- バッドセクタをスキップした、読み込めなかった領域のアドレスを記憶し、それを再読み込みすることで、精度の高いクローンディスクを作成することができます。
- 独自のアルゴリズムで暗号化した、ログの内容を含んだ電子署名を発行し、ログの改竄検証ができます。
- ハッシュ値による同一性検証機能があります。
- ハッシュ関数を用いて計算することで得られるハッシュ値によって同一性の検証ができます。
- ソース(コピー元)とターゲット(コピー先)の確認ができます。
- 接続デバイス(電子記録媒体)の情報が確認でき、原本に書き込むような事故や誤操作を防ぐことができます。
MASAMUNE Clone Forensic Editionのアルゴリズム
- リードエラーセクタへのリトライを独自のアルゴリズムで回避します。
1)スキップ処理(Normal Copy Mode)
アルゴリズムにより、リードエラーを回避し、順方向へスキップします。
2)スキップセクタを細かく再読み込み(Final Copy Mode)します。
スキップしたセクタを確実に物理複製します。
証拠保全ツールに求められている機能とは?
完全(物理)複製機能
- 不良セクタへの対応(スキップする:エラー終了しない)
- リードエラー回避・削減機能
同一性検証機能
- ハッシュ関数を用いて計算することで得られるハッシュ値によって同一性の検証ができる機能や、複製元と複製先のビット列を比較して同一性の検証ができるバイナリコンペア機能。
(IDF証拠保全ガイドライン3版の内容に準拠しています)
作業ログ出力機能
- 対象物及び複製先の詳細情報
- 作業の内容や読み取り不能のセクタアドレスなどの作業結果
- ログ改竄検証機能
【活用例】
こんなところでMASAMUNE Clone Forensic Editionが役立っています。
解体が困難なノートパソコンなどからのディスクコピー作業
薄型ノートPCから、HDDやSSDを取り出すことなく、外付けHDDなどに物理複製することができます。
サーバ製品からのディスクコピー作業
Unixで標準認識されるサーバ製品やRAID機器からのイメージコピーも行うことができます。
動作が不安定なHDDのディスクコピー作業
作業途中でエラー終了するなど、ディスクコピーが困難なHDDでも、コマンドオプションの追加や各パラメータの変更により、精度の高い物理複製が実現できます。
最小限の器材での出張作業
CDから起動するソフトウェアのため、場所を選ばず、お手持ちのPCでディスクコピー作業を行うことができます。
推奨システム
( 以下の条件を満たしていても、ハードウェア構成によってご利用できない場合があります)
※MASAMUNE Cloneのご利用に際しましては、事前にマニュアルをご一読いただきますようにお願いいたします。
※対象メディアのコンディションにより、Clone生成が不可能な場合もございます。
※MASAMUNE製品の仕様やデザイン等は、改良のため予告無しに変更する場合があります。